おはようございます、RENです!
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台湾の街を歩いている時、ふと足元に、
鮮やかな赤い封筒が落ちているのを見かけることがあるかもしれません。
それは、「紅包(ホンバオ)」と呼ばれる、台湾でお祝い事の際に使われる、
日本のご祝儀袋のようなものです。

「ラッキー!お金が入っているかも?💴」
そう思って、軽い気持ちで手を伸ばしてしまったら…
あなたは、一生忘れられない、ちょっぴり怖くて、
非常に奇妙で危険な体験をすることになるかもしれません。
この記事では、台湾の道端に落ちている「紅包」に隠された、驚きの風習
「冥婚(めいこん)」について、徹底解説します!
拾ってはいけない!その紅包は、死者からの招待状
まず、結論から。
台湾の路上に落ちている紅包は、絶対に、絶対に拾ってはいけません。
なぜなら、それは誰かの落とし物ではなく、
意図的にそこに置かれた「罠」である可能性が高いからです。
その目的こそが、台湾に古くから伝わる「冥婚(冥婚 / ミンフン)」という、少しミステリアスな風習なのです。

「冥婚」とは?死者との奇妙な結婚式
「冥婚」とは、若くして、結婚することなく亡くなってしまった女性(または男性)のために、
その遺族が、生きている人間を結婚相手として見つけるための儀式のことです。
その婿(むこ)探しの方法こそが、「紅包を拾わせる」というもの。
遺族は、亡くなった娘の髪の毛や爪などを入れた紅包を道端に置き、誰かがそれを拾うのを、
物陰からじっと息を潜めて待っています。

あなたがその紅包を拾い上げた、まさにその瞬間。
物陰から遺族が現れて、あなたを取り囲み、
「おめでとう!あなたが、私たちの娘の結婚相手です!」と告げ、
半ば強制的に結婚を承諾させられてしまうのです。
この風習が、台湾で大ヒット映画に!🎬
「そんな不思議な風習、本当にあるの?」
そう思ったあなたに、ぜひ観てほしい映画があります。
それが、2023年に台湾で社会現象になるほど大ヒットした映画『僕と幽霊が家族になった件(原題:關於我和鬼變成家人的那件事)』です!

この映画は、熱血漢の警察官が、道端に落ちていた赤い封筒をうっかり拾ってしまったことから、亡くなったゲイの青年と「冥婚」させられてしまう、という奇想天外なコメディ・サスペンス。
まさに、今回ご紹介した「冥婚」の風習が、物語のすべての始まりになっているんです!
面白くて、そしてLGBTQ+への理解も深まる、本当に素晴らしい作品です。
この映画、なんとNetflixでも配信されているので、台湾旅行の前に観ておけば、街で赤い封筒を見かけた時のドキドキ感が、何倍にもなること間違いなしですよ😉。
ぜひチェックしてみてください!✔
本当に今でもあるの?信じるか信じないかは…
映画にもなったこの「冥婚」ですが、決して完全なフィクションではありません。
今でも、台湾の中南部や、地方のより伝統を重んじる地域では、ごく稀に、この風習が実際に行われていると言われています。
特に、多くの人が里帰りをする「旧正月」の時期や、あの世の門が開くとされる
「鬼月(旧暦7月)」には、冥婚の紅包が見つかる可能性が、少しだけ高まるという噂も…。

まとめ
台湾旅行を最高に楽しむための、大切なルール。
それは、道端に落ちている、持ち主の分からない「赤い封-筒(紅包)」は、どんなに興味があっても、絶対に触らない、拾わないことです。
それは、あなたへの幸運のプレゼントではありません。
それは、あなたが知らない誰かからの、あの世からの招待状なのかもしれないのですから…。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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